ひぇ〜!?雑所得
こんにちは ZAIkinです。
ビットコインで得た利益の課税方法が『雑所得』となったことで騒がれています。
一体何が問題なのでしょう。
個人の所得税の課税方法は、その所得が発生する種類によって変わります。
給与→給与所得
事業→事業所得
って感じですね。
その区分によってかなり課税方法が変わるんですね。
今回国税庁から、ビットコインによる所得は所得税法上最も不利な『雑所得』として取り扱われる旨の通達が出ました。
雑所得の一番の問題は、損益通算が基本的にできないということです。
他の所得がかなり出ていて、ビットコインで損失が出ていても、その損失が補填できないということです。
また2つ目の問題は累進課税されてしまうことです。他の所得があり、すでに税率が高い方はその高い税率で計算されてしまいます。
ビットコイン取引によって生じた利益の半分は持ってかれることになってしまいます。
ちなみに株取引などは分離課税といって、他の所得と全く別個のものとして課税されるのでほぼ20%くらいの税率となります。
その他にも損失の繰越しができないなど、不利な点しかないのが『雑所得』ということになります。
確定申告をしなくても大丈夫とたかをくくっている人もいると思いますが、来年は確実に国税に狙われますよ。
FXの黎明期でも、大丈夫とたかをくくって所得隠しをしていた主婦が逮捕されていました。
確定申告までにはまだまだ時間があるので、少しずつ申告の準備をしましょうね。
以上!